草思社

書籍詳細

人生、しょせん運不運
独特のユーモアを湛えた戦争小説で知られた著者が、肉親の死や儚い恋愛の記憶を辿りつつ運命の不可解を思う。戦争体験が培った、一生は軽いという人生観が胸を打つ。
ISBN 978-4-7942-1301-3
定価 1,650円(本体1,500円)
判型 四六判
頁数 192頁
初版刊行日 2004年04月27日
原書タイトル
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古山高麗雄
1920年、朝鮮新義州生まれ。2002年没。旧制第三高等学校文科丙類中退。42年に召集され、東南アジア各地を転戦。47年復員。河出書房など出版社勤めを経て、雑誌「季刊藝術」の編集に従事。70年『プレオー8の夜明け』で芥川賞、94年『セミの追憶』で川端賞、2000年『断作戦』『龍陵会戦』『フーコン戦記』の戦争文学三部作で、菊池寛賞受賞。
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