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時短料理から生まれた家事も仕事もサクサクこなす方法

忙しい人にとっていちばんの贅沢=じぶん時間

 子育て中の主婦や、忙しいワーキングマザーにとって、じぶん時間はいちばんの贅沢。子育てしながら料理研究家としてのキャリアを築いてきた著者は、サラリーマン時代はドジなミスばかり、家事でも失敗続き……。

 それが、いまでは、“時短料理の達人”として、料理ワークショップや講演を行うほどになりました。そんな著者が、バタバタして、じぶん時間がまるでなく、ツラかった「昔のわたし」を救いたいという思いから、家事と仕事に使える時間管理、段取り術を公開します。

時間管理は終業からスタートすべし

 複数の人が関わる仕事に比べ、プライベートは自分で手っ取り早く改善できる余地がある。プライベートが充実すれば、仕事にも相乗効果がある。そう考えた著者は、終業時を起点にプライベート時間の効率化を目指すようになりました。

 手始めに、ワーキングマザーとなって以来、最大の悩みだった「帰宅後に手早く料理する」という課題を解決するため、先手を打って次の作業を少しこなす「サキドリ」を身につけたのです。それは、独自の時短料理法となり、詳細は前作『時短料理のきほん』にまとめられています。本書では、著者が料理で培った「サキドリ」を、料理からそれ以外の家事、事務作業の効率化、時間管理へと展開していった経緯を綴っています。

小さな「できた!」を増やす→ついでを手グセに→じぶん時間が増える

 本書に書かれていることは、じつは段取りや時間管理に長けた人ならば当たり前なこと。でも多くの人はそれがなかなかできません。著者もそのひとりでした。

 それを可能にしたのが、小さなことを試す→できたら喜ぶ→できることは、ついでにやる→ついでの作業に慣れる→慣れたら「手グセ」にする、というサキドリ習慣づくり。あえて高いハードルを与えず、ごく簡単な作業をサキドリすることを繰り返し、5分のサキドリが30分も1時間もの余裕を生み出すことにつながったというのです。

 それって、本当なの?と思った方、まずは、実践してみてください!

(担当 三田)

目次

第1章 サキドリは、きゅうりの塩もみから始まる
第2章 サキドリの時間術――1日は何時間あるの?
第3章 サキドリ習慣 初級編――「できた!」を増やす
第4章 サキドリ習慣 中級編――「ついで」を手グセに
第5章 サキドリ習慣 上級編――いろいろ「サキドル」ともっとラク!
第6章 サキドリの時間術は終業から

田内しょうこ(Shoko Tauchi)

アメリカ・カリフォルニア州のミルズ女子大を卒業後、出版社勤務を経て料理研究家に。雑誌、ウェブなどのメディアで活躍するほか、忙しく働く女性や共働き家庭のための食事法や時短術を教室、セミナーなどで伝える。著書に『時短料理のきほん』(草思社)『働くおうちの親子ごはん』シリーズ(英治出版)ほか。

この本のページ 草思社ブログもご覧ください