草思社

書籍詳細

一中尉の東南アジア軍政日記
南方軍中枢にいた将校が、未公開を前提に書き残していた日本占領下の東南アジア全域についての克明な記録。大東亜共栄圏の実体を明らかにする第一級の資料。
ISBN 978-4-7942-0840-8
定価 3,190円(本体2,900円)
判型 四六判
頁数 392頁
初版刊行日 1998年08月10日
原書タイトル
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榊原政春
明治四十四年生まれ。昭和十二年、東京帝国大学法学部を卒業し、台湾拓殖に創立と共に入社。社長秘書を務める。昭和十三年八月に召集され野砲第一連帯に入隊(二等兵)。野戦砲兵学校(幹部候補生)、東部第十三部隊(見習士官)を経て、昭和十五年八月、陸軍少尉任官。昭和十六年十一月、南方軍司令部付に転属となり南方へ出発。昭和十七年三月、陸軍中尉に昇進。はじめ報道部、後に軍政部員として、昭和十八年五月の帰還までに日本占領下の東南アジア全域をまわる。帰国後は、大東亜省南方事務局、軍需省などに勤務。戦後は、貴族院議員を務めた後、富士自動車特別顧問、東急建設顧問などを歴任。
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