草思社

書籍詳細

空飛ぶ男 サントス-デュモン
ライト兄弟より先に飛行機を飛ばした? 革命的な発想、見事な墜落ぶり、空中散歩の夢をかなえながら歴史に翻弄された天才飛行家の、優雅でほろ苦い生涯をたどる。
ISBN 978-4-7942-1056-2
定価 1,760円(本体1,600円)
判型 四六判変型
頁数 192頁
初版刊行日 2001年04月26日
原書タイトル MAN FLIES
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ナンシー・ウィンターズ
詩人、小説家、トラベル・ライター。
ロンドン在住。
忠平美幸
1962年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。早稲田大学図書館司書をへて現在は翻訳に従事。おもな訳書に、O・マイヤー『時計じかけのヨーロッパ』(平凡社刊)、S・J・ハイムズ『サイバネティクス学者たち』(朝日新聞社刊)、N・ウィンターズ『空飛ぶ男サントス-デュモン』、R・レヴィーン『あなたはどれだけ待てますか』(以上、小社刊)ほか。
この本へのご意見・ご感想
カルティエの腕時計の名品〈サントス〉に
今も名を残す男の波乱と悲劇に満ちた生涯

ブラジルの裕福な家に生まれたアルベルト・サントス‐デュモンは、18歳のときにパリに出た。子供の頃からの夢「空飛ぶこと」を実現するために。
やがて自作の気球や飛行船をあやつり、パリの空を散策する「小さなサントス」の姿が見られた。1901年にはエッフェル塔を1周し、5年後には航空機による飛行にも成功する。
常識を気にせず、墜落も恐れず、飛行船でとる昼食にシャンパンを欠かさない伊達男。そんな彼を人々はもてはやし、名声は世界に広がった……。
頑固でお洒落で勇敢で、最後は悲劇的だった飛行家の知られざる物語。