ジャスパー・ベッカー
1956年、ロンドン生まれ。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ卒業。ミュンヘンのルドウィッヒ・マクシミリアンズ大学留学。ロンドン大学大学院現代中国語課程修了。AP通信社ジュネーブ、フランクフルト支局勤務後、『ザ・ガーディアン』の特派員となる。85~89年、北京を拠点にチベット独立推進派の暴動、韓国、台湾の民主化運動を取材。またこの間、北朝鮮、ベトナム、モンゴル、日本で取材活動を行う。89年の天安門事件の報道により、同年の「ベスト外国特派員」にノミネートされる。その後、BBCワールド・サービスのアジア問題解説者として活躍。『インデペンデント』『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』『アジアン・ウォールソトリート・ジャーナル』をはじめ多くの新聞・雑誌で健筆を揮う。著書に、中国・大躍進期における3000万人の餓死を初めて世界に報じたHungry Ghosts(邦訳『餓鬼』)、政治的な論評を加えたモンゴル旅行記The Lost Country、中国および中国人についての最も優れた入門書と絶賛されたThe Chineseがある。Hungry Ghostsで第4回プルーム基金賞を受賞したほか、北朝鮮に関する記事でキルパトリック人権賞、法輪功弾圧報道で香港人権記者賞を受賞。