草思社

書籍詳細

【文庫】私はヒトラーの秘書だった
ドイツ敗戦時までヒトラーの秘書として第三帝国の中枢で働いていた女性が、独裁者の素顔や側近たちとの交流を若い女性の視点で書き記した臨場感あふれる手記。
ISBN 978-4-7942-2464-4
定価 1,320円(本体1,200円)
判型 文庫判
頁数 416頁
初版刊行日 2020年08月10日
原書タイトル BIS ZUR LETZTEN STUNDE
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トラウデル・ユンゲ
1920年、ビール醸造技師と将官の娘であった両親のもと、ミュンヘンで生まれる。1942年末から45年4月までアドルフ・ヒトラーの私設秘書を務める。戦後、ソ連管轄下の収容所に送られたが、まもなく解放された。その後『クイック』誌の編集長付秘書などの仕事を経て、フリージャーナリストとなる。2002年2月11日夜、アンドレ・ヘラー監督との対話の形で出演したドキュメンタリー映画「死角にて」初上映の数時間後、重い病気のため死去した。
高島市子
東京教育大学文学部仏文科卒業、ベルリン自由大学独文学専攻。白百合学園仏語講師、ベルリン・フンボルト大学日本学科教員。現在は翻訳業、訳書にシュナイダー「黙って行かせて」(新潮社、共訳)、クラウセン「キリスト教のとても大切な101の質問」(創元社)、シュモルト「レクラム版、聖書人名辞典」(創元社)など。また、ユング「赤の書」(創元社)の翻訳協力メンバー。
足立ラーベ加代
映画研究者、翻訳者。立教大学文学部ドイツ文学科卒業、ベルリン自由大学演劇学/美術史学科修士課程、マールブルク大学メディア学科博士課程修了。ベルリン・フンボルト大学日本学科専任講師、ライプチヒ大学日本学科准教授、デュッセルドルフ大学現代日本学科教授代理、ワイマール・バウハウス大学メディア学科研究員を経て、現在イエナ大学美術史/映画学科非常勤講師。
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