草思社

書籍詳細

人質交渉人
―― ブルッサール警視回想録
激昂する犯人の心をいかに捉え、交渉に持ち込むか。数々の救出作戦を成功に導いたパリ警視庁警視が、事件現場の緊迫感、実際のやりとりを克明かつ生々しく描き出す。
ISBN 978-4-7942-1184-2
定価 2,376円(本体2,200円)
判型 四六判
頁数 296頁
初版刊行日 2002年12月27日
原書タイトル COMMISSAIRE BROUSSARD - MEMOIRES
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ロベール・ブルッサール
1936年生まれ。フランス軍に入隊し、モロッコ、アルジェリアでの任務ののち2年足らずで除隊。警察庁の事務職員を経て、1961年、警察官に。1971年、パリ警視庁に転属。探索出動班(BRI)、アンチ・コマンド班(BAC)を率い、退職までの37年間常に現場にこだわり第一線に立ち続けた。著書に、本書の続編『Memoires 2』がある。
峰岸久
1924年生まれ。翻訳家。東京大学仏文科卒。訳書にシムノン『メグレ罠を張る』、ル・グイン『オルシニア国物語』、ガードナー『五人目のブルネット』(以上、早川書房)、オールビュリー『オデッサ狩り』、バラード『沈んだ世界』(以上、東京創元社)等多数。
この本へのご意見・ご感想
「交渉には応じない!」
強硬に要求を突きつける犯人の心を捉え、巧みに交渉のテーブルにつかせる。慎重に人員を配置。人質の生命に関わる急変、逃走された場合の追跡にも備えねばならない。体面ばかりを気にする官僚、強行突入を主張する政治家を抑えておくことも必要だ──。
テロリスト、誘拐犯、強盗など、数々の難事件で交渉の当事者として活躍し人質救出作戦を成功に導いた著者を、人は「大心理学者」と呼んだ。ハーグでの日本赤軍との96時間に及ぶ交渉、カリスマ犯罪者メスリーヌとの意地と命を賭した駆け引きなど、緊張感あふれる人質交渉のやりとりが克明に綴られる。
一介のお巡りからたたき上げ、現場にこだわりつづけたパリ警視庁の名物刑事の回想録。