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衝撃のノンフィクション
ついに犯人を突きとめた!
世田谷一家殺人事件
侵入者たちの告白
ジャーナリスト 齊藤寅

いったい誰が、何の目的で、あの残虐な事件を引き起こしたのか?
事件を追い続けたジャーナリストがたどりついたのは、まさに戦慄すべき事実だった──。
決定的証拠をもとに、実行犯を特定した驚愕のスクープ!

 この二人の話で非常に重要なのは、彼らがひそかに属しているクリミナル・グループのなかにおいて、仲間が犯した《仕事》は、微に入り細をうがち各地にあるアジトで話している、ということである。これはいわば彼らの掟のようなもので、仕事後の必須の行事なのだそうである。
 戦利品を仲間で分けるという話はよく耳にするし、さもありなんと思わせるが、仕事の中身を細部まで発表するという行為は、私にとって非常に奇異に思えた。
 しかし、この徹底した掟があったからこそ、私は彼らの仕事がどのようなものであったかを知ることができたのだ。……行方不明の最重要容疑者が、いっときであるにせよ一カ所にいた、というのである。私はこの事実に打ちのめされていた。
 彼らは《仕事後》のことだけでなく《仕事前》のことについても、各アジトにおいて綿密なる計画と人選が行なわれる、と話した。
「誰が、どのような凶器をもって、どのような手口で、どれくらいの戦利品をもって帰るか、あるときは、仕事場までの経路や逃走路まで打ち合わせする」。キムは、まるで歌でも口ずさむようにそのようなことを証言した。……メーカーが毎日、工場生産品を組み立てるのと同じように、彼らのあいだで凶悪な犯罪が日常的に生み出される、というわけだ。  ……そして彼らは《ある事実》を、じつに淡々とその口から放った。それはいうまでもない、クリミナル・グループによる、世田谷一家殺害事件への全面的な関与であった。
――本文より
本書に寄せられた読者の声
『手に汗握る』というのをはじめて体験したような気がします。なぜ一人のジャーナリストが真相に迫れるのか? という疑問も本を読むと理解できます。
(44歳男性 新宿区)
むさぼるように読んだ。読み終えて一筋の光明が見いだせた。風化させないという意地も感じた。
(46歳男性 埼玉県)
あっという間に読み終えた。読者を惹きつける内容と取材精神に敬意を表します。
(63歳男性 新潟県)

その他の感想を読む


 本体:1,400円
 ISBN:978-4-7942-1502-4
(目次)
第1章 膨大な遺留品
第2章 クリミナル・グループ
第3章 消えたベトナム人
第4章 メンバーとの接触
第5章 曾根崎風俗嬢殺し
第6章 狙われた身元引受人
第7章 犯罪ネットワーク
第8章 一致した指紋
第9章 決定的証言
第10章 2000年12月30日
第11章 知りすぎた者たち
第12章 次のターゲット
第13章 写真入手
第14章 夜の訪問者