草思社

書籍詳細

満州事変とは何だったのか(上)
―― 国際連盟と外交政策の限界
太平洋戦争の起点と言われる満州事変の意味を問い直す。欧米列強の権益争いと、西側の論理による国際機構の弱点を鋭く衝いて、新たな解釈を提示する。
ISBN 978-4-7942-0567-4
定価 3,300円(本体3,000円)
判型 四六判
頁数 326頁
初版刊行日 1994年11月04日
原書タイトル THE LIMITS OF FOREIGN POLICY
このエントリーをはてなブックマークに追加
クリストファー・ソーン
1934年、イギリス生まれ。オックスフォード大学セント・エドムンド・ホールで現代史を専攻。戦後の英国海軍に従軍、駆逐艦に乗り組んでいた経験がある。サセックス大学で国際関係論の教授を務めていたが、92年に癌のため死去。王立歴史学会、英国学士院の特別会員でもあった。
主要著書:The Approach of War,1938-1939(1967),The Limits of Foreign Policy(1972)/邦訳『満州事変とは何だったのか(上)(下)』、Allies of a Kind(1978)/邦訳『米英にとっての太平洋戦争(上)(下)』、Racial Aspects of the Far Eastern War of 1941-1945(1982)/邦訳『太平洋戦争における人種問題』
市川洋一
1925年生まれ。47年、京都大学法学部卒。東洋レーヨン、東レ・エージェンシー勤務を経て85年に退職後、翻訳の仕事を始める。
訳書:C・ソーン『太平洋戦争における人種問題』(1991年)『満州事変とは何だったのか(上)(下)』(1994年)『米英にとっての太平洋戦争(上)(下)』(1995年)、M・シャラー『「日米関係」とは何だったのか』(2004年)いずれも草思社刊。
この本へのご意見・ご感想