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「この本を書いて、私は死を深く理解するようになった」と著者自身語るように、病状が悪化する中で、生物としての老いと死の意味を問い直し、生命科学者ならではの死生観を示した書。
私たちの寿命は、受精の瞬間から時を刻みはじめる。産声をあげる10ヵ月も前から、私たちは死に向けて歩みはじめるのである。しかし、その歩みは、はじめから崩壊に向かっているのではない。
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死の淵から生還し、本格的な著作に戻ったのが本書。正しい知識を持つこと、科学や医療の限界を知ること、各人が生や死に対する見方を作り上げること、というこれまでの著作の3つの柱を集大成し、講演風にまとめた書。
この数十年、科学は驚くほど急速に発展しました。なかでも生命科学と医学の発達は加速度的でさえあります。そのような時代に、私たちは死からは顔をそむけ、どんな病気も医学は治せると思いこみ、現状を受け入れて謙虚につつましくあることを忘れてしまったかのように生きています。
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生と死が創るもの![]()
寝たきりで点滴につながれる直前まで書きつづられたエッセイ集。「今、私はほんとうに人生で最後の本を書いている」と死を眼前に見すえて書かれた文章は、透明感にあふれ、胸を打つ。 |
患者の孤独![]()
苦しくて病院に行く。けれど医師にその苦しみを認めてもらえないことのほうがつらかった。誤診、拒絶、暴言など自身が受けた医療体験を告白、患者本位の医療のあり方を問う。 |
冬樹々のいのち![]()
「冬樹々のなかでいのちは立っている眠れば死ぬと思うがごとく」「身の外に神をもたざるけだものがちぎれるほどに尾を振りにけり」絶望から希望へ──病床で生の思いを託した美しい歌画集。 |





