草思社

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クローゼットがきれいな人はなぜ
「見た目」も美しいのか?

私を美しく変える クローゼットのつくり方
ジェニファー・バウムガードナー 著/藤井留美 訳

アメリカで人気の女性心理学者が教える「自分」と「クローゼット」の劇的改造法とは?

 いくつになっても「洋服の悩み」は尽きることはありません。しかも、年齢が上がるごとに悩みはより複雑化して、手に負えなくなっているのではないでしょうか?

  • 古い服や着ない服を捨てられない。
  • 同じような服ばかり着てしまう。
  • 自分に合う服が見つからない
  • クローゼットはいつもごちゃごちゃ…

 本書は、こうした多くの女性が抱える「洋服の悩み」を心理学者である著者が、心理的アプローチを用いながら、解決に導く本です。

 一見誰でもができそうな“クローゼット改造”という行動を通じて、着る服のみならず、自己イメージが劇的に変わり、充実した人生へと歩き出すきっかけができる。そんな一挙両得の方法を本書では紹介します。

無意識の服選びのパターンから、今のあなたの本当の問題がわかる!

 その具体的手法とは、まず今あるクローゼットの中身を分析し、過去の服選びのパターンから、無意識の服装選びを左右する“心理的な原因”をあぶりだし、自己の内面を掘りさげるところから始めます。

 なぜぶかぶかの洋服ばかり買ってしまうのか、なぜ実年齢よりも若い服を買ってしまうのか、なぜ目立つ服を着たくないのか……。溜め込み続けた洋服の一点一点と向き合うことは自分の内面と向き合い、自問自答をするようなものなのです。

 このまるでカウンセリングのような過程を通じて、本人も気づかない過去のトラウマ、今の苦悩、未来の目標が明らかになっていきます。

 著者は、「これから先どんな人間に成長していきたいか(未来の目標)」がわかって初めて、今、本当に着るべき服を選べるようになるといいます。

 まさに、表面的なファッションのみならず生き方までを根本的に変えていく、このユニークな試みは、服装に悩む多くの日本人を救ってくれることと思います。ぜひお試しください。

目次より 

  • 第一章 買って、買って、買いまくる――必要以上に服を買ってしまう
  • 第二章 さよならのとき――あふれるクローゼット
  • 第三章 私はゾンビ――無難の殻を破りたい
  • 第四章 私はタイムトラベラー――年齢と服装のギャップ
  • 第五章 キャリアウーマンの幻想――仕事着以外の服がない!
  • 第六章 ちがいのわかる女?――全身ブランドずくめ

(担当/吉田)

著者紹介

ジェニファー・バウムガードナー
気分障害、不安障害、物質関連障害、摂食障害を専門とする臨床心理学者。研究テーマは運動、栄養、心理的健康と多岐にわたる。多くの患者に接した経験から「服装の心理学」という画期的なアプローチを考案し、実践している。ワードローブ診断で、服装の選び方を左右する心理的な原因をあぶりだし、自己の内面を掘りさげることで、ファッションのみならず生き方まで変えていくこの試みは、服装に悩む多くの人に救いをもたらしている。
藤井留美 (ふじい・るみ)
翻訳家。訳書にアニル・アナンサスワーミー『私はすでに死んでいる』(紀伊國屋書店)、エイミー・パーディ他『義足でダンス』(辰巳出版)、アネット・アンチャイルド『女友だちは自分を映す鏡です』(講談社)、アラン・ピーズ+バーバラ・ピーズ『話を聞かない男、地図が読めない女』(主婦の友社)ほか多数。
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