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名著を紐解き、大思想家の声に触れる喜び!

難しい本をどう読むか
齋藤孝 著

◆長引くコロナ禍の今こそ、名著を紐解くチャンス

 「有名だから知っているけど、一度も読んだことがない本」「かつて3行だけ読んで放り出してしまった本」……。
長引くコロナ禍でかつてなく人とのコンタクトが制限されている今だからこそ、難しい本に時間とエネルギーを注ぎ込む大きなチャンスです。
名著を紐解き、最高の知性に触れることは、教養豊かな人生を送る契機になることでしょう。

◆難しい本を読むための共通ルールと14作品の解読法

 本書では、齋藤孝氏が古今東西の難解とされる名著を読むための「共通ルール」と、14作品の具体的な解読法を伝授します。
「解説書に頼る」「時代背景・著者の動機を理解する」「著者の『好き・嫌い』に注目する」「肝になる部分だけしっかり読み解く」「キーワードを攻略する」「3色ボールペンを使いながら読む」「著者の主張に耳を傾ける」の7つの共通ルールが順に解説されます。
著者がこれまで、磨き深めてきた読書法の決定版を是非ご高覧ください。

【目次】
[第1部]難しい本の読み方「理論編」

やさしいものばかり読んでいると脳は退化する
今、難しい本を読むことの意味
チャレンジする勇気を持とう
「難しさ」は「意味のない難しさ」と「意味のある難しさ」に分けられる
無意味な「難しさ」に付き合ってはいけない
海外の人文書が難しくなってしまう理由
読めない原因がどこにあるのかを問う
本を読んだらアウトプットする
〈難しい本を読む7つの方法〉
[方法1]解説書に頼る
[方法2]時代背景・著者の動機を理解する
[方法3]著者の「好き・嫌い」に注目する
[方法4]肝になる部分だけしっかり読み解く
[方法5]キーワードを攻略する
[方法6]3色ボールペンを使いながら読む
[方法7]著者の主張に耳を傾ける

[第2部]難しい本の読み方「実践編」

ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル『精神現象学』
カール・マルクス『資本論』
フリードリヒ・ニーチェ『ツァラトゥストラ』
フェルディナン・ド・ソシュール『ソシュールの思想』
西田幾多郎『善の研究』
ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』
マルティン・ハイデガー『存在と時間』
メルロー=ポンティ『知覚の現象学』
エマニュエル・レヴィナス『全体性と無限』
ミシェル・フーコー『監獄の誕生 監視と処罰』
ジョン・ロールズ『正義論』
トマ・ピケティ『21世紀の資本』
インド哲学『原典訳 ウパニシャッド』『ウパデーシャ・サーハスリー』

(担当/渡邉)

著者紹介

齋藤孝(さいとう・たかし)
1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒、同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、現在、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法。著書に『宮澤賢治という身体』(世織書房、宮澤賢治賞奨励賞)、『身体感覚を取り戻す』(日本放送出版協会、新潮学芸賞)、『声に出して読みたい日本語』(草思社、毎日出版文化賞特別賞)、『話すチカラ』(ダイヤモンド社)、『思考中毒になる!』(幻冬舎)など多数。
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