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ドラフトを基点に12球団の今を読みとくプロ野球ファン必読のイヤーブック!

2026年版 プロ野球問題だらけの12球団
小関順二 著
2026年版 プロ野球問題だらけの12球団

「近年、観客動員数の増加や自前球場の拡大によって
ほとんどの球団の当期利益が黒字になり、
巨人、阪神、ソフトバンクの専売特許と言われていた〝経済力〟は、
追い風にならなくなった。
今後、他球団に差をつける最大の要素は
フロント陣の「野球知」になるはずだ。
日本球界の最も効率的な戦力補強はドラフトなので、
野球知を測る基準はレギュラー陣のドラフト順位にほかならない。」(本書より)

球団初のリーグ連覇に挑む阪神に死角はあるか?
王者ソフトバンクの牙城を崩すか、日本ハム――
日本球界の「空洞化」が危惧される中、
各球団はどのようなビジョンでチームをつくり、
シーズンに挑もうとしているのか?
プロ・アマ合わせて5800試合以上を球場で観戦してきた
ドラフト研究の第一人者が、
新時代の胎動が見え隠れする2026年シーズンを辛口で読みとく!

(担当/貞島)

12球団 今季はどうなる?

ソフトバンク
チームとしての総合力は高いのだが……

日本ハム
質・量ともに他球団を圧倒する投手陣が完成

オリックス
充実した戦力を支えるフロント陣の「野球知」

楽天
ドラフトでの強運がなぜ実を結ばないのか

西武
野手陣の若返りから見えてくる反転攻勢の兆し

ロッテ
最下位から常勝軍団へ、劇的変化を遂げる⁉

阪神
未来を見据えた揺るぎのないスカウティング戦略

DeNA
チーム作りの戦略を誤り、満身創痍で戦う

巨人
あえて阿部監督の「育成力」に期待したい

中日
上位進出のカギは外国人野手の破天荒な活躍

広島
2年続けての後半失速はなぜ起こったか

ヤクルト
大きすぎる主砲の穴。出でよ、高校卒スラッガー!

目次

ソフトバンク
チームを救った5月2日のロッテ戦の勝利
スタメン分析――スラッガータイプの少なさが今季も不安材料
ピッチングスタッフ分析――無敵のリリーフ陣が今季も生命線
ドラフト分析――日本球界の心意気を示した佐々木麟太郎の1位指名

日本ハム
メジャー志向の強い大型チームの強みと弱点
スタメン分析――夢に見る爆肩ショートストップ、万波中世
ピッチングスタッフ分析―─有原航平の移籍ですべてのプランが変わった
ドラフト分析――1位大川慈英(明治大)はリリーフ要員

オリックス
優勝争いして当然の充実した顔ぶれだが
スタメン分析―――ドラフト上位指名が多いレギュラー陣
ピッチングスタッフ分析――宮城大弥、山下舜平大の2人エースが優勝のキーマン
ドラフト分析――球界では珍しい1~3位までの高校生投手指名

楽天
初優勝以来、チーム強化の戦略に迷い続ける
スタメン分析――外国人に依存する打線では天下は盗れない
ピッチングスタッフ分析――スカスカになった先発陣の救世主は誰か
ドラフト分析――1位藤原聡大、2位伊藤樹は即戦力候補

西武
2年で大幅に替わった野手陣の顔ぶれは吉兆
スタメン分析――台湾球界のスラッガー、林安可にチーム変革の期待
ピッチングスタッフ分析――今井達也が流出しても万全の態勢
ドラフト分析――1位小島大河、3位秋山俊に即戦力の匂い

ロッテ
サブロー新監督は運が強いかも
スタメン分析――西川史礁が起こす化学反応に期待
ピッチングスタッフ分析――益田直也に代わる抑え役は横山陸人か中森俊介か
ドラフト分析――高校卒の逸材が上位、下位に揃う

阪神
日本シリーズ制覇が今季の目標
スタメン分析――勝ち試合の殊勲者はいつも同じ顔の“金太郎飴打線”
ピッチングスタッフ分析――ポスト才木浩人の準備をそろそろしたい
ドラフト分析――アマチュア球界屈指の内野手を1、2位で獲得

横浜DeNA
有力外国人の一斉退団でチーム力はガタガタ
スタメン分析――高校卒2年目、田内真翔の抜擢に期待
ピッチングスタッフ分析――東克樹、デュプランティエがローテーションの軸
ドラフト分析――チーム事情を反映した即戦力狙いの指名

巨人
違和感しかない阿部慎之助監督の育成不要論
スタメン分析――リチャードの起用に見る阿部慎之助監督の辛抱強さ
ピッチングスタッフ分析――則本昂大の加入は田中将大の刺激にもなる
ドラフト分析――4位皆川岳飛にイチロー2世の匂い

中日
新外国人、サノーはレイエス級の化け物
スタメン分析――高校卒野手が育たない
ピッチングスタッフ分析――2年目、金丸夢斗がチーム浮上の切り札
ドラフト分析──1位中西聖輝にローテーション入りの期待

広島
9月以降の大低迷が示すスピリチュアルの弊害
スタメン分析――小園海斗のショート定着が強豪復活の第一歩
ピッチングスタッフ分析――栗林良吏に託したいローテーションの軸
ドラフト分析――2位齊藤汰直投手に内角球の奨め

ヤクルト
村上宗隆をメジャーリーグに押し出した育成力が財産
スタメン分析――村上宗隆のメジャー移籍で山田哲人は蘇るか
ピッチングスタッフ分析――田口麗斗に先発復帰のすすめ
ドラフト分析――1位松下歩叶は村上が抜けた三塁に入れるか

著者紹介

小関順二(こせき・じゅんじ)
スポーツライター。1952年神奈川県生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。プロ野球のドラフト(新人補強)戦略の重要性に初めて着目し、野球メディアに「ドラフト」というカテゴリーを確立した。2000年より年度版として刊行している『プロ野球 問題だらけの12球団』シリーズのほか、『プロ野球 問題だらけの選手選び─あの有名選手の入団前・入団後』『挫折と覚醒の阪神ドラフト20年史』『甲子園怪物列伝』『「野球」の誕生 球場・球跡でたどる日本野球の歴史』(いずれも草思社)、『ドラフト未来予想図』(文藝春秋)、『野球力 ストップウォッチで判る「伸びる人材」』(講談社+α新書)、『間違いだらけのセ・リーグ野球』(廣済堂新書)、『大谷翔平 奇跡の二刀流がくれたもの』『大谷翔平 日本の野球を変えた二刀流』(いずれも廣済堂出版)など著書多数。CSテレビ局スカイ・A sports+が中継するドラフト会議の解説を1999~2021年まで務める。同会議の中継は20年度の衛星放送協会オリジナル番組アワード「番組部門中継」の最優秀賞を受賞。15年4~7月に、旧新橋停車場 鉄道歴史展示室で行われ好評を博した「野球と鉄道」展の監修を務める。
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