草思社

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そのつらさには正当な理由がある。

人とかかわるのがずっとつらかったあなたへ
――愛着障害という心の傷を癒すために
親と子どもの臨床支援センター代表理事・公認心理師 帆足暁子 著
人とかかわるのがずっとつらかったあなたへ

■“人がこわい”“ひとりはつらい”―その背景にあるもの

近年、コミュニケーションの多くがネット上で完結するようになり、
対面で人とかかわることに苦手意識を持つ若い世代が増えています。
しかし学校や会社では、これまで以上に「コミュ力」が求められ、
「どうすればストレスなく人と関係を築けるのか」という悩みは、多くの人に共通する課題となっています。
本書は、小児科の副院長として約20年にわたり、子どもや保護者の心の相談に携わってきた著者が、「人に会うと疲れる」「自分の出し方がわからない」「ひとりは楽だけれどつらい」といった対人関係のつまずきの背景にある感情や記憶を、やさしくひもとくものです。

■愛着障害がもたらす“生きづらさ”

特に、幼いころに安心できる環境で育つことができず、大人になっても生きづらさを抱えやすい“愛着障害”の人にとって、人とかかわることは想像以上に大きな不安やプレッシャーを伴うといわれています。
著者は、こうした背景をふまえながら、
“あなたがつらかったのには、ちゃんと理由がある”
“過去は変えられないけれど、未来は自分でつくれる”
というメッセージを丁寧に届けます。

■「人からどう思われるか」ではなく「自分がどうしたいのか」

読み進める中で、読者は自尊感情を取り戻し、自分の本当の気持ちに気づき、健全な人間関係を築くための具体的なステップを自然と身につけられるようになっています。
一人ひとりが自分を好きになり、自分の人生に自信を持てるように。
本書は、そのために寄り添ってくれる“伴走者”となる一冊です。ぜひ多くの方に読んでいただければ幸いです。

(担当/吉田)

目次より

プロローグ 今、この瞬間にあなたは幸せになる道のスタートに立っています

1部 自分を大切にする
1章 人に対していつも苦しいのはなぜ?
2章 そのつらさ、見えない虐待の「後遺症」かもしれません
3章 人を分析するのはやめて、自分をちゃんと見てあげて

2部 人とかかわる
4章 安心できる人間関係は心の修復につながる
5章 心を思春期にもどして、人とかかわる練習をしてみよう
6章 ちょっと苦手な人、嫌いな人に出会ったときの対処法

エピローグ あなたはあなたのままでいい。あなたであることに価値があるから

著者紹介

帆足暁子(ほあし・あきこ)
大妻女子大学児童学科卒業。公認心理師、臨床心理士、保育士資格、幼稚園教諭一種免許。専門は乳幼児発達臨床心理学、保育臨床、子育て相談、子どものメンタルヘルス。ほあしこどもクリニック副院長として約20年間、子育て相談や心の相談で子どもや親と向き合ってきた実績がある。その経験を基に、2020年に親子を支援することを目的とした一般社団法人親と子どもの臨床支援センターを立ち上げた。その他、保育者との事例研究会を毎月継続して開催するとともに、保健センターでの虐待発生予防事業等にも携わる。保育者、保健師等を対象とした研修会・講演会を全国で行っている。主な著書に『0.1.2歳児 愛着関係をはぐくむ保育』(学研プラス)、『育てにくさをもつ子どもたちのホームケア』(分担執筆/診断と治療社)など。
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